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【採用ブログ】共立女子大学リーダーシップ研修

今回は社員のリーダーシップを育成するために行っている「共立女子大学リーダーシップ研修」という取り組みについて、このプロジェクトを行った理由や活動内容・受講者の方にお聞きした研修の感想を紹介させていただきます。

このプロジェクトを行う理由

ITCは課題解決の企業であり、「気遣いのできる人がいる企業」になりたいという目標を掲げています。
その目標に近づくには、社員一人一人のリーダーシップの育成が大事なのではないかと考えました。
しかし座学で学ぶだけでは、働く中で実際にリーダーシップを発揮するのは難しいです。
そこで、越境学習により実践的な力を身に着けられるようにと考えられたのが、今回の「共立女子大学リーダーシップ研修」です。

この研修を通して、社員全員がリーダーシップを持って働いたらどうなるのかを大学という場で実証実験しています。

※越境学習とは

ホーム(慣れ親しんだ環境)とアウェイ(慣れない環境)を行き来することで生じる刺激による学習のこと

具体的な活動内容

【講義について】

・学生は初回の講義で組んだグループで、ITCから出されたお題について、最終発表に向けて提案を考えていく。

・学生は各講義の初めに「今日はどんなリーダーシップを発揮したいか」という目標を立てて授業に参加する

・講義終わりにグループメンバーでフィードバックを伝え合う

【社員の動き】※全13回の講義のうち6回ほど参加する

①学生のグループワークに参加し、リーダーシップを加速させるような質問を投げかけたり、どんなリーダーシップがグループの中で発揮されているかを観察したりする

②講義に参加した後は、観察したものを抽象化し、会社に取り入れるにはどんな形がよいかということを各自振り返る。

③他者に与える良い影響力(=リーダーシップ)について学んだことを社内のミーティングで共有する。

参加人数

18人(マネージャー以下のメンバーかつ、過去に参加していない人)

いつからこのプロジェクトが始まったのか

マネージャー向けの研修は3年前に同じ共立女子大学で開催しました。
その後、昨年の冬に早稲田大学、今年の前期は共立女子大学・後期は早稲田大学でプロジェクトを開催しています。

今期のプロジェクトと以前開催されたプロジェクトの違い

以前は社員が大学の授業に参加するだけで、その後会社に学んだことをどのようにして活かすかは個人に任せていました。
しかし今回は学んだことを社内でどう活用するかを考える時間をしっかりと取っています。

受講者の感想

B.M(入社2年目)

研修で学んだことを上司や後輩とコミュニケーションを取るときに実務に活かせていると感じます。誰かとコミュニケーションをとる際、相手が話を理解するのに必要な情報をくみ取るのがうまくなりました。

また、研修を通して学生との交流が新鮮だったので楽しかったです。しかし自分の考えを押し付けないようにしながら話し合いをリードするのは難しかったです。

O.T(入社4年目)

学生の皆さんとやり取りをさせていただくにあたって、立場による視点の違いを強く意識するようになり、実務においても立場の違いを理解した上での目線の合わせ方が大事であると学ぶことができました。

学生の皆さんに受け入れられる空気づくりは難しかったですが、面白くもありました。

オーバーにリアクションしたり、見切り発車でも一番に質問してみたりと、どちらかというとスベリ芸で身体を張るような感覚で頑張ったらうまくいったのでうれしかったです。スベったかいがありました(笑)